オーストラリア日記②~エコテック部 長山君・ソーラーカーレース本番まで~

広島からオーストラリアのダーウィン(ソーラーカーレース出発地)まで、約14時間かかりました。長い旅でしたが、何よりも心配だったのが自分の英語力です。出発前から現地の人や他のチームの人とコミュニケーションがとれるのか不安に思っていました。オーストラリアに入国するまで、そのことで頭がいっぱいでした。

まずシドニーに着いたのですが、当然のことながら看板や標識など何から何まで英語で、何が何だか分からない状態でした。携帯の翻訳アプリに頼っている自分が情けなく思えました。

しかし、いざソーラーカーレースに向けて作業が始まると、そんなことも言っていられません。ダーウィンに到着した翌日には、ピットに入って作業を開始しました。私たちがピットに行くと、既に、車検に向けてブレーキの調整やバッテリーの充電などを行っているチームもありました。私たちの隣のチームは、ソーラーパネルを車体に付けていました。

また、この日、香港のチームからインタビューを受けました。インタビューはとても緊張し、うまく話せたか心配でしたが、終了後に「良かったよ」と言ってもらえて嬉しかったです。

10月3日は車検でした。私は車検場の外で待機し、無線で必要な物の連絡を受けたらトラックやサポートカーに取りに行くという係でした。手元の電装品の入っているボックスを開け、どこに何が入っているかを確認し、いつでも素早く必要な物を渡せるように、緊張しながら待っていました。

車検の結果、ハンドルのシャフトやライトの見え方、ライセンスプレートなどの改善点を指摘され、再車検となりました。一回で通らなかったことに、とても悔しさを感じました。

次の日から、改善作業をひたすら続けていき、6日の再車検で合格。いよいよレースに臨みます。

本番のレース、緊張もしていますが、楽しみでもあります。しっかりレースのサポートができるように、がんばりたいと思います。

wscnagayama2017-1 wscnagayama2017-2 wscnagayama2017-3

※掲載している写真は、いずれも ふじわら写場様より提供していただいたものです。なお、HP掲載の都合上、一部加工させていただいています。