1月28日(火)、呉港高校では特進コース1年生によるJICA研修が行われました。
研修の最初の項目は、「国際協力について」です。講師の先生から、なぜ国際協力が必要なのかというお話を聞きます。
続いて、JICA海外協力隊の体験談を聞きます。現地で海外協力隊の一員として活動された方からのお話は、国際協力の現場での実情を知る貴重な時間となります。
ランチタイムも新しい体験ができます!イスラム教では豚肉を食べることが禁じられています。JICA中国ではハラルと呼ばれる、食材に豚肉を使わない料理を食べることができます。普段の食事とは違うメニューを、とてもおいしくいただきます!
食事の後は午後のアクティビティです。まずはグループワークで文章を作成します。グループで正確に、素早く文章を作成していきます。
続いての項目は、世界の貿易システムを学習する貿易ゲームです。グループに分かれて、貿易収支を競い合います。
ところがこのゲーム、国際貿易の不平等を学ぶことが目的なので、ゲームそのものが平等なルールのもとに進みません。条件の良いグループはどんどん儲かります。でも、条件の良くないグループは収益が上がらないのでイライラが募ります…。グループ間に不穏な空気が流れます…。
最後の解説で不平等の理由が明かされ、みんなこのゲームの特殊性に納得するとともに、先進国に対して開発途上国が抱える問題を実感し、国際協力の重要性をしっかりと心に刻むことができました。
研修の最後は世界の民族楽器に触れ、世界の民族衣装を試着します。普段耳にすることのない音色に新鮮さを感じ、民族衣装がうまれた地理・風土に思いを馳せます。
この研修を通じて、地球上に暮らす人々の多種多様な生活様式を知るとともに、見えないところで実はつながっていて、お互いが協力し合ってより良い暮らしをつくっていく必要があるということを学ぶことができました。